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古い資料を整理していると、昔の、夢、幻が.ひょっこり顔を覗かせた。 ヒマラヤの麓に、隠居場、兼、ホテルを作って、のんびりと山でも眺めながら 隠遁生活を夢見ていた頃に、友人の建築家に作ってもらったイメージ図面 が色が変わって出てきた。パリの小さなシャトーをイメージしたもので、図面 が出来上がった頃、ネパールは今よりは無難な国家であった。 darding県から、どんどんヒマラヤに向って進んでゆくと、連峰の中で、そこ そこの標高を誇るK2にいたる。ヒマラヤ登山で有名な山である。こちらの 家からトレッキングで約6泊程度の道のりであるが、この図面の拠点から、 小さな旅籠を一泊の距離ごとに作り上げて、新しいトレッキングコースを作 れば面白いと思い描いていた。途中には、まだまだ観光にあらされていな い素朴なゴンバが点在して、野性を味わえる。 カトマンズで建設業者と打ち合わせをしたが、作り上げることには運搬とい う厄介な問題は存在したが、(歩いて運ぶか、ヘリで運搬する以外にはな い)、物事を不可能にするだけの問題は存在しなかった。が、突然、何年か 前にゲリラが80人やってきて、私の家でキャンプをはって、近くの小さな軍 の駐屯地を焼き払い、税務員を絞首刑にして木からぶら下げて、次の日に 政府軍200人がやってきて同じく私の家でキャンプを張って、追跡していっ た。その日から、此の辺りも政治的な狂騒の地域と化して、いまや、無政府 状態に陥っている。 今のところは、夢のまた、幻になってしまった、私の中の古図面である。 前に進むには、政治的な安定が必要で、それが、ネパールの問題の全て であって、最大の課題である。 いつの日か、落ち着くのだろうが、さて、その折に、こちらが生きているかど うかは、はなはだ心もとない。 tabibito,さてさて、何処で、隠居生活を流すか? 大いなる、個人的疑問が、夜の闇によぎる。
by tabibito9999
| 2006-03-23 19:04
| photo & ネパール
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