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「何か忘れているな」、 と、俺は、ベッドの上で、寝ぼけ頭で考えていた。確かに、何かを忘れている。忘れている確信だけはある。 「そうか、宿の手配がまったく出来ていない。」 気付いたのは、塒から起き上がって、日課のドトールコーヒーでアイスソイラテ飲み込んだ時だった。午後2時を回っていた。レタスドッグは既に胃の中に納まっていた。 俺の日々は怠惰な日々なのだ、とは知っている。ただ、後悔と、悔悟が無いだけだ。 部屋に戻って電脳に向かった。 適当にホテルを探していると、安宿がでてきた。予約先、東京の電話番号になっている。で、受話器を取り上げて電話したが、 なにーーー、部屋が埋まっている? 俺は焦った。 たかが、 グアムと軽く考えていたが、到着は真夜中。まさか、再び空港で眠ることになるのかと焦った。サンパウロ空港の冷ややかな床を思い出した。無人の空港で椅子の下にもぐりこんで眠るのだけは勘弁して欲しい。まったく、わびしさの極みだ。 で、慣れ親しんだ、スターウッドと、ヒルトンのインターネットサイトで宿を検索したが、なんと、300ドル、400ドル。 俺は、思わず叫んだ。 「ふざけんなよーーーーーぶ。」 おいおい、たかがグアムだろうが。 5星ホテルに200ドル以上出して泊まったことがない。 数少ない自慢のうちの一つだ。 で、ホテル予約サイトに切り替えた。 100ドルまでで、適当なのを探し出して、今度は直接電話した。 「someone speak japanese,please.」 寝ぼけた行灯のような若者が出てきて、のどかにのたまう。 「今日は、もう、予約、おわりましたーー。あしたにしてくださーーいーー。HISにたのんだほうがやすいですよう。あきはあるみたいですう。」 目の前に存在していたら殴ってやろうかと思うほど気が抜けていた。夏の海辺に取り残されたコーラのようなものだ。 手配が終わったのは6時だった。 okかどうかは、明日の確定で、それでも、まあ、ひと段落はついた。グアムは終わった。 次は,ケアンズか。気の重くなる作業で、今度はsofiteにしたl。何故って、こいつは物の本にカジノ併設と、ご丁寧に書いてあったからに過ぎない。 俺は、ルーレットが好きだ。こいつは、リーズナブルなプライスで、納得してそのまま、予約の確認ボタンをクリックした。 回転する丸と、赤黒の、あの格子模様のビロード張りのテーブルが浮かんで、思わず、にたりと笑ったのは言うまでもない。 疲れが、脳細胞に不純物を送り込んでいる。と、俺は思う。 けだるい。 その先は、捨てた。何のプランも持ち合わせていないから、出たとこ勝負で決めてゆく。島もあれば山もある。自然とはそういうものだ。俺流では、そうなる。 夜、為替に向かったが、オージー、多少の落下。 まあ、旅行中は上がらないことを祈る。あと、一週間は。 その後は、上がればポジションを持っている人間としては、心も軽くなるに決まっている。人間とは、俺を含んで自分勝手な希望と観測で動く生き物だということに異議は唱えない。 まったく、俺は、謙虚な人間だ。
by tabibito9999
| 2006-05-02 04:56
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