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真夜中2時、ホテルの部屋の電気を消して、閑散とした香港の夜景を撮り始めた。 散りかけの桜のようだ。 さまざまな事を計算するのが面倒になって、何も考えずに、闇雲にシャッターを押し続けた。 意味も無く、計算も無く、ただシャッター音が500回は部屋に響いた。 なげやりで、どうでもいい、どうでもいい、どうでもいい、と呟きながら。 何を撮っているのか、自分でも意味不明だ。 それでも、何かは写っている。不思議な事だが。 存在するものが写るのは当然で、見たいものが写らないだけのことだ。 計算しても、見たいものが写る事などめったに無い。 見たい物など、見えはしない。 何も見たくは無いから、見ないでシャッターを押し込む。 漫然と、焦点などあってもいなさそうだが、それでよい。 風景という記号はどうでもいい。 撮る人間の心が写ればいいだけのことだ。 開くのが怖い。 今は、開かないで持ち帰って、恐る恐る開いてみよう。 どういう、心が写りこんでいるのだろう。 投げやりで、どうでもいい、なんでもいい、という写真が延々と続くのか、多少は、心ときめく写 真が現れるのか???? 車の通る音が,まばらに窓ガラスを透過する。 真夜中も、かなりすぎた、盆の香港。 幽霊の、いたずらは、もう終わったのかどうか??? 道路工事の灯りに導かれて、何やら不可解な者がやってくるのが、この目で見えそうな気もし ている。 夢でか、幻でか????
by tabibito9999
| 2006-08-18 01:39
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